2005年10月11日(火)〜13日(木)  涸沢の紅葉を見に行く。 メンバーは竹本・稔・私 の3人
10月11日(火) 名古屋10:00発(しなの7号)松本11:59着/ 12:10発(松本電鉄)新島々12:40着/ 12:50発(バス)上高地14:00着
竹本さんは広島からのぞみ2号で名古屋へ来るので、しなの7号で待ち合わせた
連休明けとあって、電車もバスもゆっくり落ち着いていてありがたい。
新幹線、特急、バス、と乗り継いで14:00上高地到着。帝国ホテル前でバスを降りて、コーヒーを飲んでから出発する事にする。 でも ホテルのロビーは満員で楽しめる状態ではなかった。
ひさしぶりの上高地。何時来てもわくわくする。
快晴とはいかないが、ガスが上がって西穂から奥穂・前穂まですっきりと眺められて 益々うれしくなる。
河童橋までは20分。
帝国ホテルの裏側から梓川にそって歩き始める
岳沢のむこうに奥穂と前穂の吊り尾根 前穂高岳
河童橋も比較的静かだった。ハイヒールでも歩ける公園道をのんびり歩いて、明神平15:30着。 写真ではよくわからないが、小梨の紅葉がきれいだった
明神平から梓川の流れを楽しみつつ1時間歩いて 徳沢16:40到着
今日はあこがれの徳沢園に泊まる。
きれいな部屋、窓からの眺めも美しく、新築の風呂に入って、奥ゆかしい食事を堪能して、もう言う事なし
小説”氷壁”の舞台になったので、氷壁の宿という看板がかかっていたが、山宿というよりは山あいの古いホテルといった感じが強い。涸沢に立つ井上靖の写真がロビーに飾られていて、印象的だった。
梓川の景観
徳沢園
部屋の窓から眺める徳沢キャンプ場
10月12日(水) 徳沢から横尾を経て涸沢まで
朝食後 ロビーでゆっくりコーヒーを飲む。最高においしいコーヒー!感激!! 
  8:00出発 今日は朝から青空が広がり上天気。嫌がうえにも期待に胸ががふくらむ。
朝日に輝く梓川に沿って歩く。新村橋から前穂高岳がきれいに見えた。 新村橋
横尾 9:30着 
 
立派になった横尾山荘にびっくり。そして、横尾大橋のご立派な事といったら、10年以上前の横尾しか知らない身には信じられない思いだった。

山荘の横にきれいな有料トイレがあってうれしかった

横尾山荘 横尾大橋
横尾大橋を渡り、林の中の平坦な道を行く。
横尾谷が大きくカーブするあたり、左手に屏風岩の東壁と中央壁を一望におさめ、前方に北穂高東領から大キレットの威容を眺める
今日は天気もよく、紅葉も美しく、最高の景観だ。屏風岩を回り込むように 横尾谷に沿って歩く  
屏風岩 北穂と大キレット
横尾谷からの北穂高岳
もうすぐ本谷橋・・・北穂をバックにと思ったんだけど・・・
屏風岩の紅葉
本谷橋 10:30着
少し早いけど昼食にする。徳沢園のお弁当はおにぎりと沢庵だった。
伝統的な旨さ。皆で感激しもって食べた。
本谷橋から本格的な登りにはいる。
谷間の急登を過ぎると一気に、紅葉の山の中。 夢のように美しい。
急いではもったいないとばかりにゆっくり楽しんで歩く。
しかし、この整備された歩きやすい道はどうしたことか もう 驚くより他ない
本谷橋
本谷出合付近からの北穂と大キレット
ナナカマドの紅葉
奥穂高と涸沢岳が見えてきた。涸沢ももう近い
涸沢岳 屏風岩
涸沢ヒュッテ 13:40着
連休直後とあって、割合すいている。2階の3人部屋に落ち着いて、荷物の整理。ゆっくり出来てよかった。
ベランダが以前より大きく立派になっていた。売店があって、コーヒー、ビールにおでんまである。
まずは涸沢の全景を写真におさめて、散歩に出かけた。
涸沢小屋の右手には北穂への登山道がくっきり見える
ヒュッテから見る涸沢小屋と奥穂とザイテングラート。 かっこいい! また何時か登ろう
東側 沢のむこうに聳えるのは大天井岳(オテンショウ)
今日は良く晴れているので、槍ヶ岳まできれいに見えるよ という話につられて屏風ノコルまで行く事にする。
しかし30分もしないで挫折。槍の頭を見ただけで引き返す。 途中 高みから見た涸沢はことのほか美しかった。
涸沢小屋に行ってコーヒーを飲む。ここは標高2350M。丁寧に煎れてくれた割にはおいしくなくて残念だった。
小屋からのテント場の眺めが懐かしい。 カールの残雪で遊んで帰る。
涸沢ヒュッテとテント場 涸沢ヒュッテのベランダで夕日を眺めながら、ビールとおでんで乾杯!  満足!満足!
(すっかり食べ終わってから写真を撮ってるのがおかしい)
10月13日(木) 涸沢パノラマコースを散歩して、上高地まで下山。 松本、名古屋径由で帰宅
4時半起床。5時朝食。  昨夜は2回もトイレに行ったので、そのたびに壮大なる星空を楽しんだ。寒さもなんのその だ。
5時半から6時過ぎまで ヒュッテのベランダで涸沢の夜明けを飽きず眺める。
涸沢ヒュッテは標高2300M。 左上に見える穂高岳山荘は2983M。涸沢岳は3103M。 左の写真から10分後。光の足は速い
6時半 このまま下山してしまうのはもったいなくて、ヒュッテから奥穂への登山道を登り、ザイテングラードの手前から涸沢小屋に下る事にする。
最高の散歩道。何ともいえずうれしい気分。
紅葉のナナカマドと奥穂の峰 標高3190M。 奥穂へ登る人たちが大勢いて、うらやましかった
涸沢小屋のベランダ。 リンゴとコーヒーで休憩 光り輝く朝の涸沢
ヒュッテに帰ったら、さすがもう誰もいなかった。  8:30 出発  紅葉の涸沢に名残を惜しみつつ、本谷橋まで2時間かけて下る。
朝日に輝く屏風岩を眺めながら下る。 紅葉と穂高岳。 絵葉書になりそうな最高の撮影ポイント
横尾 11:20 着
徳沢でコーヒーを飲みたいし、明神池でイワナ定食を食べたいし、河童橋ではゆっくり景色を眺めながら休憩したいし・・・・と言うことで、平地をおもいっきり早足でとばす。 (いつもの事ですが)
徳沢園の食堂は大繁盛だった。とち餅とコーヒーで満足感100%  3人でとち餅を買い占める
徳沢園
明神平までの道すがら、今まで見たことのない程 前穂高岳の全貌がくっきりと美しかった
明神池 13:30 着
さっそく嘉門次小屋でいわな定食に舌づつみをうつ。何回食べても本当に旨い。
嘉門次小屋
河童橋 15:00 着
 なにやら着物スタイルの新郎新婦が五千尺から出てきて、橋のたもとで写真撮影をしていた。 河童橋の上は大混雑。 私達も記念撮影。
16:00発のバスに乗る。
時刻表で調べた時は松本直行便だったのが、連休以降新島々行きに変更になったらしい。おかげで、16:55松本発特急には間に合わなかった。
松本駅ビルでお蕎麦をたべて、18:50発しなの24号に乗る。竹本さんは名古屋からの広島行き最終新幹線に間に合わないので、急遽 豊中に泊まる事にした。
なにやら バタバタ騒ぎだったけど、それでも 楽しく充実した旅の余韻にひたりつつ 帰りました