2006年11月7日〜23日 竹本・稔・範子の三人でアンナプルナ・トレッキング(ネパール)にチャレンジした。
長距離の歩行に耐えれるだろうか、高度障害は大丈夫か、どれくらいの寒さなのか、不安の種はつきないけれど、
何とかなるだろうと楽観的にかまえての出発だった。
ネパール カトマンズ周辺マップ
11/7 関空発バンコック・カトマンズ経由ポカラ着 15:15 1頁 
11/8 休憩                  ポカラ(820m)泊
11/9 フェディからトレッキング スタート   ポタナ(1890m)
11/10 2日目     ランドルン(1640m) 2頁
11/11 3日目     チョムロン(2170m)
11/12 4日目     ヒマラヤンホテル(2920m) 3頁
11/13 5日目     マチャプチャレBC(3703m)
11/14 6日目     アンナプルナBC(4130m)
11/15 7日目     バンブー(2310m) 4頁
11/16 8日目     チョムロン(2170m)   
11/17 9日目     ガンドルン(1940m)
11/18 10日目    ビレッタンティ(1025m) 5頁
11/19 11日目    サランコット(1592m)
11/20 2日目    ポカラ(820m)
11/21 カトマンズへ移動            カトマンズ泊 6頁
11/22 カトマンズ 13:40発 バンコック18:10着 23:59発
11/23 大阪関空 7:30着
アンアプルナ・トレッキング・マップ
今回のトレッキングは
アンナプルナドリームアドベンチャー 
のお世話になりました
11月7日(火) 関空 01:25発。 バンコック05:15着 10:35発  カトマンズ12:35着 14:45発 ポカラ15:15着
タイ国際航空TG673便にて、真夜中に出発。
飛行機は空席がいっぱいあって、ゆっくり横になって眠れた。とはいっても4時には起こされ朝食を食べて、バンコック到着、5時15分。まだ眠い。
バンコック空港は大きくて、モダンで、ショッピング街のスケールの大きさにはビックリした。TG319便にてカトマンズ トリブヴァン空港12時35分着。

両替をして(1Rs約1.7円)、長い長い行列のあげくビザ取得と入国手続きを済ませたら、出口で、ガイドのバクタさんが待っていてくれた。はじめまして!
そのままポカラまで行く。国内線発着ははなれた場所にあって、タクシーに乗ったが、チップをほしがるポーターの群れのすさまじさにど肝を抜かれた。

バクタさんは日本語を結構しゃべれるので、うれしかった。本人は謙遜して、日本語勉強中マダマダネ、と言うけど、どうしてどうして、なかなかのものです。
ポカラまでの飛行機は30人乗りで、可愛らしい。15時15分到着。
時差はマイナス3時間15分だから、大阪から18時間の長旅だったことになる・・・
ポカラの飛行場 バクタさんと一緒に記念撮影。バックはYeti Air 荷物は大きな荷車に載せて、飛行機から直接バスやタクシーまで運んでいく
今日の宿は、フェワ湖のほとりのLake Vew Resort。庭のひろい、きれいなホテルでよかった。偶然にも支配人はバクタさんの友人だそうな。
ホットシャワーでさっぱりして、夕食に出かける。
ホテルのすぐ近くにある タカリ・キッチン。ネパールの民家風インテリアの店内で、タカリ族のシェフがつくる伝統的ネパール料理を売り物にしている。タカリ・ターリーはインドのカレーよりさっぱりしていて、おいしかった。
道の左右にならぶ店を見ながらぶらぶら歩いて、ホテルに帰る。庭にある舞台で楽団がネパール音楽を演奏して、民族衣装をつけた踊り子が二人踊っていた。庭で夕食を食べながらショーを楽しむ趣向らしい。
にぎやか。
ホテルの庭で休憩
11月8日(水) ポカラで一日休憩
朝5時半 目を覚ますと素晴しい天気だった。ホテルの北側に真っ白いアンナプルナの山々が見える。屋上に上がって、その美しさに見とれた。
朝食はホテルで、オムレツ&ベーコン&ポテト・パン・コーヒー
8:30 朝の散歩に出かけて、フェワ湖のボートに乗る。1時間漕いて貰って100Rs。
朝の大通りは静か。あちららこちらで牛が休んでいる
ホテル屋上から見るアンナプルナW(7525m)とアンナプルナU(7937m)
ボートからのアンナプルナ山群は感動ものだった。マチャプチャレを中心にして、東にアンナプルナW、U、ラムジュン・ヒマール、西にアンナプルナ・サウス、Tがひろがり、遠くはなれてダウラギリまで見える。
おじさんが上手に1本竿で漕いで、ビューポイントに案内してくれる。湖に浮かぶ島にあるバラヒ寺院(ヒンズー教の寺)まで行ってひきかえした。
大勢の信仰厚い人々が対岸から舟に乗っておまいりにきている。
アンナプルナW アンナプルナU ラムチュン・ヒマール
湖の中にあるバラヒ寺院
アンナプルナサウス  アンナプルナT  マチャプチャレ アンナプルナV アンアプルナW   アンナプルナU
早朝はきれいに晴れ渡っていても、日が高くなるとガスがかかってくる事が多い。今日は本当にきれいだった。
喫茶店でチャイを飲んで休憩して、店をぶらつく。昼食は湖畔のバー&グリルMONSOONでサンドウイッチ。
ホテルに帰るとバクタさんが待っていた。午後からポカラのオールドタウンを案内してもらう。
ポカラはカトマンズから西へ200kmのところにある、標高820mの緑豊かな盆地。
もともとは チベットとインドを結ぶ交易路にあるバザールとして発達した町で、古い町並みが残るオールドバザールは、フェワ湖から北東に4kmほど離れたところにある。現在の町の中心は隣のニューバザールに移り、静かな町並みは歴史と生活の匂いが混在していて、魅力的だった。
町の中の寺院 昔ながらの建物 荷物はこうして運ぶ
のどかな牛相 駕籠や ふとんや
町の交差点 伝統的な家の扉。上下に開く 鋳物や 鍋と鍬が一緒に売られている
丘の上にあるビンドウバシニ寺院に行く。殺戮神ドウルガーを祀るほこらの前に先代の王夫妻の像があるのが印象的だった。
ドウルガー神は紅を塗られて、まっかだった。
祠の中のドウルガー神
ビンドウバシニ寺院
まだ時間があるので、ニュータウンまで行く。ここは、映画館あり、衣類から家具屋、バイク屋まで並ぶ現代的繁華街。
途中、女の人は皆好きだだという駄菓子を試してみたり、食堂でコーラを飲んだりしてから、帰った。
唐辛子と酸味のきいた豆の駄菓子を食べる
ニュータウンの町並み
夕食はラブ・クシュで洋食。私はグリルドチキン。二人はチキンカレー。おいしかった。夜になると冷え込むので、暖炉の火が暖かくて気持ちいい。
ホテルに帰って、明日からのトレッキング用に荷物をスポーツバッグに詰め替えた。
11月9日(木) トレッキング一日目   ポカラ(バス30分)フェディ(1220m)〜ダンプス〜ポタナ(1890m)
5:30起床。6:30朝食。7:30出発。ポーターのビッカラムさんを紹介される。3人分の荷物を一人で担ぐという!
タクシー2台でフェディ(Phedi)まで行く。標高1130m。 ここがトレッキングのスタート地点である。ビッカラムさんは上手に荷物をまとめ、額にひもをかけて、先に出発した。重たそうで、ちょっと気がとがめた。 
8:30出発。
いきなり石段の急登。ゆっくり登る。

1時間ほどで、ダンプス(Dhampus)の下村に着く。
農家の前の道を通り、たんぼの光景に見とれる。なにやら なつかしさを感じる風景だ。

あちこちで桜の花が満開だった。日本の桜より花弁がとがっていて小さい。ネパールの桜は秋に咲く、春には咲かない、と、バクタさんは言う??
フェディのレストラン ポカラへ続く渓谷と川沿いの道路が下方に見える
ダンプスの下村
農家の庭では子供とヤギと猫とニワトリが同等に見える
村はずれに咲く桜
尾根道に出ると、アンアプルナ山群が目の前に広がり、思わず歓声を上げる
10:45 茶屋で休憩。ミルクティを飲む。おいしい!横でおばあさんが機を織り、子供が遊んでいる。
のどか。
ひえのような雑穀はミレット。現在ではもっぱらロキシーという醸造酒を作る材料だそうだ
いざりばたで布を織るのは生活の一部らしい
ダンプスは大きな村で、ロッジもいっぱいある。村を横切って、中学校の前を通り、ダウラギリ・ビュー・ホテルという立派なロッジに到着(11:30) 昼食。
立派なレストランに通されて、スプリング・ロールとベジタブルスープを頼む。でも誰もいない。いつまでたっても何も出てこない。家の中を見に行くと、今日はコックが休みだとか、おじさんとバクタさんが二人で粉をこねて、一生懸命春巻きを作っていた。うーん、ご苦労かけます。 何時になったら出来上がるか分からないので、3人で庭をうろついて、草の上で昼寝をする。マリーゴールドがきれいだ。1時過ぎ、やっと出来上がった! そして、とってもおいしかった!
特大サイズの春巻きと野菜スープの昼食
ダンプスの中学校 ホテルの庭。雲の上にマチャプチャレがチラっとみえる
14:00出発。 ここからポタナまでの道はのんびりした山道で、おしゃべりしながら歩く。
バクタさんは冗談好きな明るい人柄で、片言の日本語がとてもありがたい。
谷を回りこみ、急な石段を登って、ポタナ(Pothana)到着 16:00。標高1890m。8軒のロッジがひしめく拠点だ。広場で村人がトランプに興じている。
遊びながら歩く ポタナのロッジ
5時頃 急に雲が切れた。マチャプチャレの白く尖った頂がすこしずつ見えはじめて、最後はきれいな夕焼け姿になった。飽きず眺める。
夕食はベジタブルカレーとミルクティ。
寝る時、バクタさんが見知らぬシュラフを出してきたので、おどろく。よくよく聞いてみると、3人ともシュラフを持っていないと勘違いしたらしい。
気の毒にビッタラムさんは6つもシュラフを担いできた事になる。 皆で大笑い。
つづく