2008年11月12日〜23日  アンナプルナ・ブーンヒル・トレッキング     参加者:脇野・青山・中束
11月12日(水) 13日(木)   関空 0:30発  カトマンズ 12:45着  ポカラ 15:40着
蛍池19:30発のバスで関空にむかう。20:45着。脇野さん、青山さんと三人の初顔合わせをする。海外傷害保険にはいり、22:00チェックイン。
関空0:30発タイ国際航空TG673 でバンコックに行き(5:00着) 5時間半の乗継時間を過ごして、カトマンズに入る。飛行機は満席状態だった。
ネパールの上空にさしかかると、ヒマラヤの峰々が雲の上に白く聳えていて、感激した。
12:45 カトマンズ到着。 3人で交代でビザ申請用紙を書き、ネパール・ルピーの両替をした(レート 0.790)。
出口でバクタさんが出迎えてくれた。再会を喜ぶ。 Agni Air の30人乗り飛行機でポカラに行く。右側窓際の席を占領して、マナスルからアンナプルナの素晴らしい景観を楽しんだ。 15:40 ポカラ着。 タクシー2台でトウルシ・ホトテルにむかう。 なつかしい繁華街の光景がうれしかった。
ポカラ行き飛行機からマナスルを見る ポカラ空港にて タカリキッチンのダルバート
トウルシ・ホテルは繁華街の真ん中にある、静かな、気持ちいいホテルで、門から玄関まで色とりどりの花が植えられているのが感じよかった。部屋は3階のバスタブ付きスペシャルルーム。今日は、青山さんと脇野さんが同室になる。
18:00 食事に出かける。 タカリキッチンで伝統的ネパール料理を食べた。おいしかった。横にいた日本人のおじさんが写真を撮ってくれた。
今日は疲れたのでお風呂もはいらず、そのまま寝る。
11月14日(金) ポカラで一日休憩
朝6時 すっきり目が覚めた。いい天気だ。
屋上のレストランに行って、ミルクティ片手に座り込む。マチャプチャレが朝日に輝き、フェワ湖の上の明けゆく空に満月がかかっている。鳥の群れが湖を渡っていく。幻想的光景に時間のたつのを忘れた。
7:00 二人をさそって朝食にする。バイキング形式。
景色を眺めながらおいしくいただいた。
フェワ湖と満月と鳥 朝日に輝くマチャプチャレ
アンナプルナ・サウス マチャプチャレ アンナプルナW&U ラムジュンヒマール
8:30 フェワ湖のボート乗り場に行く。ボートに乗って湖からアンナプルナを眺める。
水に映る姿がすごく美しい。
小さな島にあるバラヒ寺院を見学した。船に乗って大勢の観光客が来ている。帰りの船着場は修学旅行らしき学生の群れであふれかえっていた。
みんな健康的で、笑顔がすごくいい。
バラヒ寺院のある小島 バラヒ寺院 船着場の学生たち
お昼までブラブラしながら店を見て回る。なんやかやと買い物をしてしまい、またお金を両替した。
昼食はフェワ・レストランでサンドイッチとスープを食べる。
湖に面した戸外のテーブルに座って、ゆっくりとくつろいで、最高の気分。
13:30 バクタさんとホテルで待ち合わせて、オールドタウンに連れてってもらった。
静かな町のたたずまいを見ながら歩く。宝石、貴金属の店が多いのには、やはりおどろく。
丘の上のビンドウバシニ寺院まで行った。本堂の中のドウルガー神はますます真赤だった。
フェワ・レストランの庭園
オールドタウンの大通り 古い立派な民家 ビンドウバシニ寺院の本堂前で記念撮影する家族
シャワーをあびて、夕食に出かける。ラクスマン・レストラン(以前のラブクシュ)でピッツアとサラダ。
明日からトレッキングだ。荷物をバッグとザックに詰めて、寝る。
11月15日(土)  ナヤプルまで車で行き、ウレリ(1960m)までトレッキング
5:30起床 6:00朝食 7:00出発。 ポーターはランタンでお世話になったザンゲさんだ。8:30 ナヤプル到着。ザンゲさんは編みかごに3人の荷物を入れて荷造りをする。
橋を渡りモディ川に沿って街道を歩く。途中、マチャプチャレがきれいに見えた。二つ目の橋を渡ってビレッタンティBirethannti(1025m)到着。なつかしい。
家々に花を連ねた縄が張られている。10月の大祭のお飾りで、来年の大祭まで飾っておくそうだ。えびすさんの笹と同じだな、と妙なところで感心する。
ビレッタンティ到着 にわとりを売りに行く少年 棚田風景
ビレッタンティからはダラウンティ川に沿った穏やかな登り道。途中でにわとりを担いだ少年3人と出合った。隣村に売りにいくらしい。
30分程歩いてマタタンティMatatantidiでお茶休憩。 対岸の棚田や農作業に励む農家を眺めながら歩く。
12:30 ヒレHile(1430m)到着。壁の装飾がかわいいカラフルなレストランで昼食にする。炒飯とスープ。
ヒレのレストラン 荷役のロバの行列 街道筋に咲く桜とポインセチア
整備された石の階段道が続く。ここは重要な交易路なので、ロバの隊列が多い。ロバは90キロくらいの荷物を持つ、という。
馬も結構使われてるが、それ程荷物は持たないらしい。
ティルケドウンガTikhedhungga(1540m)の村からダラウンティ川に掛かる吊橋を渡り、ウレリまで600mくらい登りかえす。
橋で仔牛の群れと出合った。村に売りに行く途中だという。先頭の仔牛は初めて渡る吊橋がこわくて、どうしても動けない。
押しても引いても、ふんばるだけ。 おかしかった。
16:30 ウレリUlleri(1960m)到着。
まずは庭でお茶を飲む。寒くもなく、さわやかだ。
部屋は2階のトイレ・シャワーつき3人部屋。
時間がおそいので、シャワーは遠慮する。
18:00夕食。ポン酢でモモを食べた。
ダラウンティ川の吊橋にて ウレリのロッジ 玄関前
11月16日(日)  ウレリ(1960m)〜ゴレパニ(2860m)
6:00起床 7:00朝食 8:30出発。
昨夜はお隣さんの物音がうるさく、私のいびきもあって、脇野さんも青山さんも眠れなかったらしい。特に青山さんは2時間くらいしか眠ってなくて、具合が悪そう。朝食も梅干しでおかゆを少し食べただけだった。
ホテルの屋上から見た朝日 バンタンティで休憩 ヤクの群れ
道は、森の中のおだやかな登りが続く。ウレリから黒犬がずっとついてきた。急斜面でヤクの群れを放牧していた。体のわりに角が長くて曲がりくねっている。
10:30 バンタンティBanthanti(2210m)でお茶休憩。青山さんは益々調子が悪くて、バクタさんがザックを持ってくれた。
バンタンティからはダラウンティ・コーラ沿いの山道。重要な交易路らしく、荷物を運ぶロバや馬の行列が多い。
13:00 ナンゲタンティNanggeThannti で昼食。ボイルドポテトを頼んだら、皮が剥いてあってビックリ。 焼飯もおいしかった。
つらそうな青山さんに合わせてゆっくり森の中を登る。立派なしゃくなげの群生林があった。ウレリから来た子供たちが追い越して行った。元気一杯、遠足でブーンヒルまで行くそうだ。
馬の隊列をやり過ごす ナンゲタンティで昼食 しゃくなげ林の中を行く遠足の子供たち
ゴレパニは大きな村で、下村と上村に分かれている。村の中を通って 16:00 ゴレパニ峠Ghorepani(2860m)到着。四ツ辻のパン屋でシナモンロールとナッツフルーツサンドを買った。
ホテルは一番奥にある立派なホテルで、バス・トイレ付き、ロッジ形式のスペシャルルームをとってくれた。
ゴレパニの下村に到着 ホテルの食堂
青山さんはすぐに寝る。明日、ブーンヒルに行けるかどうか、バクタさんが心配している。
脇野さんと食堂にお茶を飲みにいく。窓から、左にダウラギリ、右にアンナプルナが一望のもと。夕日に輝いている。うっとりと、あきずに眺める。
ダウラギリ(8172m) アンナプルナT(8091m) アンナプルナサウス(7219m)
夕食にカレーライスを食べたら、ものすごく辛くて、喉をとおらなかった。
11月17日(月)  ブーンヒル(3198m)往復。  ゴレパニ(2860m)〜タダパニ(2630m)
5:00 ヘッドライトをつけて、ブーンヒルへ出発。青山さんはすっかり元気になった。けどが、今日は私の体調が悪い。6:00ブーンヒルPoonHill(3198m)到着。辛い登りだったが、日の出に間に合ってよかった!温かいお茶を飲んで元気が出る。東側はガスが濃くてご来光は見れなかったが、真赤な空と雲海がきれいだった。
展望台の階段に登って山山が朝日に輝くのを眺める。アンナプルナサウスからダウラギリへと日の光が回っていく様子に目が離せない。素晴らしい。
来てよかった。みんな大満足。写真を撮りまくる。 9:50帰路につく。昨日出会った子供たちが登ってくるのに出会った。
ブーンヒルの展望台が見えてきた
アンナプルナTとアンナプルナサウス
日の出を待つ人々
左から脇野・ザンゲ・青山・バクタ
朝日に輝くダウラギリ(8172m)
7:30 ホテル着。昨日買ったパンを少し食べる。胃が痛い。昨夜の辛いカレーがこたえたのか・・・
8:40出発。少し歩いて、バクタさんにザックを持ってもらう。 すいません。
ブーンヒルの展望台を右手に見て30分程登ると、見晴らしのいい尾根道にでた。ダウラギリとアンナプルナが美しい。見とれて、しばし休憩。
ホテルに帰ってきた 峠道からの絶景
ダウラギリ アンナプルナTとアンナプルナサウス
峠道を行き、しゃくなげ林のなかを歩き、11:00 デオラリDeorali(3100m)到着。盛大な土産物屋が並んでいる。お茶休憩。 もうバテバテ。胃が痛い。
デオラリからは小さな谷川沿いに下って、バンタンティBannThanntiに入る。また大きなしゃくなげの群生に出会う。
真赤に咲き誇るしゃくなげを見に、4月に来てみたい、と口ぐちにしゃべりながら歩いた。
13:10 バンタンティのはずれ 峠の茶屋(2660m)で昼食。二人は食欲旺盛、私はホットウオーター2杯で過ごす。
デオラリのみやげものや しゃくなげのトンネル
今日はガンドルンまで行く予定だったが、無理。 あきらめて、タダパニ泊まりにした。
15:20 タダパニTadapani(2630m)到着。
庭からアンナプルナサウスとマチャプチャレがきれいに見える。
バンダンティの茶屋にて
タダパニ到着
部屋のはずれにきれいなシャワー室があったが、以外に寒いのでやめた。何はともあれ、そのままシュラフにくるまって眠る。今日は一人部屋。隣の声がそのまま聞こえるのがおかしかった。
17:00 ふと眼をさますと夕焼けだった。ガスが下りて、山山が赤く輝いて、それはそれはきれいだった。 ほんの一瞬だったけど。
部屋のつきあたりにある食堂に行く。机の下に暖房が入っていて、こたつみたい。暖かくて心地良い。三人で夕食まで座り込む。隣でドイツ人のグループがゲームをして、楽しそうに遊んでいた。  夕食、ホットウオーターですます。  食べないと痛まないので、そのほうが楽だ。
アンナプルナサウス(7219m) ヒムチュリ(6441m) マチャプチャレ(6993m)
つづく