2008年3月17日〜4月6日
夫婦二人で ランタン・ヒマールからゴサイクンダのトレッキングに出かけた。
ネパールは2006年のアンナプルナに続いて2回目になる。
竹本さんも同行の予定だったが、突然の病気で行かれず本当に残念だった。
3/18 関空 01:25発 バンコック経由  カトマンズ 13:00到着 1頁
3/19 バスで シャブルベンジ (1430m)
3/20 トレッキング スタート  ラマホテル (2340m)
3/21  2日目    ランタン (3500m)
3/22  3日目    キャンジンゴンパ (3730m) 2頁
3/23  4日目    キャンジンゴンパ (3730m) キャンジンリー(4550m)
3/24  5日目    ラマホテル (2340m)
3/25  6日目    ツロ・シャブル (2210m) 3頁
3/26  7日目    ツロ・シャブル (2210m) 1日休憩
3/27  8日目    チャランパティ (3580m)
3/28  9日目    ゴサイクンダ (4380m)
3/29 10日目     パス(4610m)を越えて タレパティ (3580m) 4頁
3/30 11日目     クツムサン (2470m)
3/31 12日目     チソパニ (2215m)
4/1 13日目     チャウキバンジャン (1800m) 5頁
4/2 14日目     ナガルコット (2175m)   トレッキング終了
4/3 チャングナラヤンを見学後 カトマンズへ
4/4 カトマンズ 13:50発   バンコック 18:20着
4/5 バンコックの1日観光   バンコック 22:40発
4/6 大阪関空 6:10着
ネパール カトマンズ周辺マップ
今回のトレッキングも 前回と同じく
アンナプルナドリームアドベンチャー
のお世話になりました

3月18日(火)   関空 01:25発(タイ国際航空TG673)→ バンコック 5:45着 10:45発(TG319)→ カトマンズ 13:00着

昨夜 21:10 蛍池発のバスで出発した。関空到着後 海外傷害保険の手続きをし終わったら丁度チェックインが始まり、順調なスタートを切る。飛行機の中では最後尾の二人がけの席でよく眠ったし、朝食のチキンカレーはおいしかったし、言うことなし。
バンコック到着 5:45 (日本との時差が-1時間ある) 出発まで5時間もあるので、免税店をぶらぶらする。
本当にここのショッピング街はすごい! 今回は荷物を直接カトマンズまで運んでくれたので楽だった。
カトマンズ行き TG319便 は満席状態だった。ネパール時間13:00到着。時差-3時間15分。
急いだにもかかわらず、ビザ申請窓口はすでに長蛇の列だった。待ってるあいだに両替を済ます。
20,000円=11,800Rs  空港を出るとバクタ(Bhakta)さんが出迎えてくれた。再会を喜び合う。
カトマンズ・ゲストハウスの中庭
今回のホテルはタメル地区のど真ん中にあるカトマンズ・ゲストハウスだ。完璧な欧米スタイルのホテルで、日本人はほとんどいないが、とにかく便利。中庭がきれいでコーヒーを飲みながらくつろげるのがいい。
17:00 ロビーでバクタさんと待ち合わせる。
ポーターのザンゲ(Gange)さんを紹介してもらう。
同じポカラ在住のコンビらしい。
カトマンズ国際空港と乗ってきたタイ航空 ホテルの横のパン屋
4人で大華飯店へ夕食を食べに行った。
再会を祝してエベレストビールで乾杯! 炒飯、焼きそば、モモ、コーンスープetc
バクタさんの日本語はずいぶん上達していた。
カトマンズはあいかわらずの交通渋滞とほこりでごったがえしの町だった。マスクをしている人も多い。
夕方 雷が鳴り、えらい雨になった。春先はよく雷雨があるらしいが、皆 すました顔して雨の中を歩いている。
明朝のバスは7時発なのでバクタさんは6時に迎えに来る、という。
荷物の詰め替えをして、シャワーをあびて、眠る。
大華飯店にて バクタさん ザンゲさん
3月19日(水) カトマンズ 8:00発 → ボッタラ → ドンチェ → シャンブルベンジ 18:15着
部屋でパンと日本茶の朝食を食べてバスステーションに行ったら、出発が8時に変更になっていた。
ネパールではガソリン不足が深刻で、公営バスですらガソリン調整が必要だという。
切符売場の横の食堂でドーナツ(チカイとかロコルというらしい)とミルクティで休憩する。
バスステーションの喧噪 食堂。入口の横でドーナツを揚げている
バクタさんの話では、昨日ストがあって、1日バスが運休したので今日はとても混んでいる、ということだが、出発前から車内は足の踏み場もないほどの混みようだ。座席に座っているのも並大抵ではない。バスの屋根の上も満員状態。これでよく落ちないものだと感心してしまう。
8:00出発。途中でまだまだ人をのせながら、のどかな山道を登って行く。
11:00 ボッタラでガソリン&トイレ休憩
町はずれにポツンとガソリンスタンドがあって、バス、トラックから耕作用トラクターまでが順番待ちの列をなしている。確かにガソリン問題は深刻そうだ。
街中にはいってランチ休憩。バクタさんが用意してくれたパンを食堂で食べる。
屋根に乗っても指定座席に座っても運賃はいっしょ ボッタラのガソリンスタンド ガソリン待ちの車の列
ボッタラからバスは未舗装のガタガタ道をドンチェまで一気に登る。途中の村でバスを待つ人がいっぱいいるが、もう乗れない。
16:20 ドンチェ着 標高2030m。ここからトレッキングエリアだ。入山料を払う。
ほとんどの乗客がドンチェで降りた、と思ったら、屋根から電柱管を何十本も降ろしている。びっくり。こんなもの乗せてたとは夢にも思わなかった。
ドンチェからシャブルベンジまでは激しい下り道。180度回転をくりかえして谷底をめざす。細い崖っぷちの道を結構なスピードで走る。 こわかった! 
18:15 シャブルベンジ到着 標高1460m。 なんと10時間もかかった。酔い止め薬を飲んでおいて本当によかった。
満員のバス車内 ドンチェからの下り道 シャブルベンジ デボ・コシ川沿いのホテル
シャブルベンジはデボ・コシ川沿いにある谷間の村で、チベットの国境まで15kmしかない。街道はチベットまで続いている。
ぴかいちのきれいなホテル ブッダゲストハウス に泊まる。
19:00夕食 チキンカレー、ベジタブルスープ、ミルクティ。    バスの旅も疲れる
  シャワーは省略。
3月20日(木)一日目 シャブルベンジ(1460m) 8:00 → バンブー(1960m) → ラマホテル(2440m)15:45 
8:00 いよいよトレッキングスタート。
兵隊のいるチェックポストに立ち寄り、ボデ・コシ川を渡って、対岸のオールドタウンを通り抜ける。
30分ほど行って橋を渡り、ランタン・コーラ左岸を1時間行って 10:00 ドミン(1670m)着。お茶休憩。
ここからは右岸に移って、アップダウンをくりかえしながら登って行く。
朝のシャブルベンジ オールドタウン ランタン・コーラ沿いの道
12:00 バンブー(1960m)着。
ランタン・コーラの広い河原に茶店が3軒並び、ランチ休憩のトレッカーでにぎわっている。一番うえの茶店でヌードルスープを食べる。
風が冷たくて気持ち良かった。
バンブーでランチ ネパールの国花 しゃくなげ リムチェの茶屋が見える
13:20 出発。30分程して鉄製の吊り橋を渡り、川の右岸を行く。急登が続いてアップダウンが殊の外きつい。
リムチェ(2440m)の茶屋に着いた時はうれしかった。 ラマホテルまではあと15分だ。
しゃくなげはまだ蕾の固い木が多いが、咲いている木もあって、美しかった。ランタン谷はピンクのしゃくなげが有名なのだそうだ。
15:45 ラマホテル(2340m)着。
部屋の横にある小屋でホットシャワーを浴びて、下着の洗濯をする。いい天気ですぐ乾く。
以外と寒くて、食堂のストーブがうれしい。温まりながらお茶を飲んだ。
ロッジの横は昨年火事で焼けてしまい、現在再建中。朝はやくから職人が石をけずり積み上げて仕事をしていた。
乗馬用の馬がいるのが珍しかった。犬もいて、夜中ずっと吠えていた。
元気なはげ頭のおじさん、無口な髭もじゃのスペイン人、若いカップル等といっしょになる。
隣の部屋に堺から来た女の人が一人泊まっていて、昨日はキャンジンリーに登って感激した、と興奮気味に話してくれた。
ラマホテルのロッジ
稔 台所のかまどにはりついて料理の様子を飽きずに眺めてる。たったひとつのかまどで実に効率よく調理していて、感心してしまう
夕食はオニオンスープとベジタブルモモ。
えさを待つ馬 ロッジの台所
3月21日(金)二日目 ラマホテル(2340m) 7:40 → ランタン(3500m) 15:00
5:30起床  6:30朝食(ポテトスープ、チャパティ、ブラックティ)  7:40出発
川沿いに 苔むした森林地帯を行く。しばらくして、ランタンの白い峰が見えた。雲がちょっとじゃま。
沈丁花(?)が咲き、しゃくなげの木の下で馬が餌を食べている。
10:00 ゴタタベラ(3020m)でお茶休憩。ここは茶屋が一軒あるのみ、よちよち歩きの子供がいた。
だんだんガスが濃くなってきて遠景がきかない。川の対岸は雪のこびりついた険しい岸壁だ。
初めて見るランタンの山々 ヤクの行列 新婚さんかな? 写真を撮ってくれと頼まれた
苔むす深い森を行く ゴラタベラの茶店 道端に祭られた祠
森林限界を超え、なだらかな丘陵地帯をポコポコ歩いていたら、いきなりつづれ折りの急登。必死で登り切ってThangsyap(3120m)到着。
12:20昼食(ヌードルスープ、ボイルドポテト) 雪が降ってきた。 13:10出発。
気持ち良いなだらかな台地上の道だけど、結構足が重い。 しばらくして行く手の向こうにランタン村が見えた。 あと1時間半くらいか。
正面にランタンリルンが見えるはずだか、今日は何も見えない。
台地の平坦な道 Thangsyap(3120m) ランタン・コーラ  ランタン村が遠くに見える
14:00 雪がまた降ってきたのでレインコートを着る。 ゴンパの横の大きな橋を渡り、15:00 ランタン(3500m)着。
ランタンはチベット人が多く住む村。羊、馬、ヤクが飼われ、石積の牧場跡があちこちに広がっている。
こんな高地にも馬が 雪と風に見舞われる ランタン村到着
ロッジに着いて雪は益々ひどくなった。びしょぬれのレイコートを干してシュラフにもぐりこんだが、寒いので、食堂のストーブにへばりつく。
みやげものの手編み靴下を買ってはいたら暖かくて気持ちよかった。以後手放せなくなる。
雪の中 子供たちが元気よく遊んでいるのを窓から眺めていた。
ラマホテルで一緒だった面々とここでも一緒になる。夕食はエッグフライドライス、オニオンスープ
夜はシュラフにレスキューシートをしいて、上から布団をかけて、ズボン下2枚とセーターを着込んで寝た
つづく
雪の中で遊ぶ子供たち 食堂のストーブ