2月16日(木)  ジャイプル滞在。  アンベール・タワー / シティパレス / アンベール城  
7時 庭で朝食(パン、目玉焼き、バナナとパパイヤ盛合わせ、チャイ)を食べる。手入れの行き届いた庭は静かで気持ちいい。大中小、3匹の犬が居て、庭の片隅にはウサギ小屋まである。不思議な感じ。インドに来て初めてペットと出会った。
ホテルの庭
9時 昨日のリキシャーに乗って出かける。
旧市街に入って、まず、アンベル・タワーに登り、四方の景観を楽しんで、それからシティ・パレスに行く。
バザール通りの商店 アンベル・タワーの上で
ジャイプルは、ラジャスターンの州都で、タール砂漠に近い乾燥地帯にあっる。人口200万を超える大都会だ。
1728年、この地のマハラジャ、ザン・シン2世が、丘の上のアンベール城から都を移して、この岩盤むき出しの山に囲まれた低地に新都を造った。それが、13kmの城壁と8つの門で囲まれた”ピンク・シティ”で、碁盤の目に広がる道路、びっしりと軒を並べる大きさもデザインもほぼ同一の商店、整然とした大通り、と驚くほどの計画的設計がされている。
バザール通りの建物はいずれもピンクがかったオレンジ色に塗られ、ピンク・シティと呼ばれているが、これは1883年イギリスのアルバート王子が来訪した際に、歓迎の意を表する伝統的なピンクに塗ったのが始まりだと言う。
シティ・パレスは1726年より代々のマハラジャが住居としてきた宮殿で、街の中心にある。多くの建物は衣装、乗り物、武器、絵画等の博物館として内部が公開されている(特に細密画が素晴しかった)。  初期の建造物の一つ、チャンドラ・マハルは現マハラジャの住居で未公開だが、その内庭は時々公開される。装飾された壁と4つの扉(孔雀の扉)が実に美しい。  ディワニ・カース(貴賓謁見の間)に置いてある銀の壷は、1902年、マハラジャが皇太子の戴冠式出席のためイギリスに行った際、ガンガーの水を入れて持って行き、毎日沐浴したものだと言う。世界一大きな銀器としてギネスブックにものっているそうだ。
正面玄関
内庭
シテイ・パレスの中。後ろはチャンドラ・マハル
チャンドラ・マハル内庭の孔雀の扉。
上はバルコニーになっている
ディワニ・カース(貴賓謁見の間)の巨大な銀壷
11時 風の宮殿に寄ってから、アンベール城へむかう。
街から北東に11キロ。最高におんぼろのリキシャーで、デコボコの路を登るのにあまりにも揺れるので、お腹の中がひっくりかえりそうだった。(そうそう、帰り道ではガソリンタンクがずれて地面に落ちそうになって、何度もヒヤヒヤさせられたっけ。)
アンベール城は16世紀のアンベール王国の首都で、背後に大きな要塞を抱えた巨大な城だ。ジャイプルの威信をかけて築城されただけあって、内装も美しく、イスラム様式の影響を強く受けたラジャスターン特有のスタイルが至る所に見られる。 そして、勇猛で誉れ高いラージプト族の城として、戦略的な防戦の工夫に満ちている。
風の宮殿 丘の上のアンベール城
バス停からお城まで象のタクシーに乗りたかったが休憩中で、やむなくバイクで城門まで登り、城内のレストランでジャガイモ団子入りカレーを食べる。
強烈な日差しの中、冷たく冷えたペプシが最高においしい。 城門を入った中庭は緑豊かな庭園になっていて、おどろいた。
おもむろにガーネイシャ門をくぐり、一般謁見の間、勝利の間(鏡の間)、歓喜の間 と見てまわる。鏡の間は壁から天井まで幾何学模様が鏡で張ってあって、見ものだ。まさにイスラムとラジャスターンの美しき結合といえる
鏡の間の隣は大きな居住空間で、下は池と幾何学模様の庭園になっている。歓喜の間では室内に流水を回して涼をとったとか。
建物の配置、通路は迷路のように入り組んでいる。敵の侵入を困難にするために通路はらくだ一頭が通れるだけの幅しかない。
中庭。右側は土産物屋 屋上からの光景。周囲の山頂には見張り台ガ建っている
極彩色のガーネイシャ門(入り口) 門に描かれたガーネイシャ 一般謁見の間
勝利の間(鏡の間) 透かし彫りの窓
14時半 炎天下、歩いて城を下る。下の茶屋でおもわず、コーラを一気飲みする。
帰り道、水の宮殿の景観を楽しんだ。水の宮殿は湖に浮かぶ、マハラジャの夏用別荘として建てられた宮殿で、現在は立ち入り禁止。
大きな生地屋さんで、アンティークパッチワークの壁掛けを買う(140$)。すごい代物。
リクシャーのおじさんの誘いのままに、細密画家の養成所に行き、描いている所を見学した。分業制で、顔を描く人は顔ばかり描くらしい。記念に小さくて精巧な細密画を1枚買った(15$)。
複雑に入り組んだ建物は迷路のよう
17時 ホテルに戻る。熱いお湯をポットにもらい、カップラーメンを食べた。おいしかったあ。(持っていった湯沸かし器がこわれていてすごいショックだった)
今日から3階の天蓋つきベッドとバスタブ付きの部屋に移る。最高に気持ち良い。1600Rsの宿泊料は安い、と思った。玄関前は広いベランダになっていて、椅子とテーブルが置いてある。足元に蚊取り線香をおいて座り込むと風が心地よい。
夜 レストランで軽く食事をする(チーズ・トマト・ホットトーストと野菜スープ)。アルコール類は一切ない。レストランのボーイが昨夜の無愛想とは打って変わって、親しげにぺちゃくちゃ話しかけてくる。このホテルは欧米人ばかりで、日本人は珍しいのかも。
寝るまえにゆっくりとお風呂を楽しんだ。
水の宮殿
ホテルの天蓋付きベッド。
布屋さんの店の中 リキシャーのおじさんと竹本さん
2月17日(金)  ジャイプル滞在。 風の宮殿 / ジャンタル・マンタル / 中央博物館 / ホテル・ラングーン・パレス 
朝7時 庭で昨日と同じメニューの朝食をとる。涼しくてさわやかだ。
ジャイプル駅まで行って、サイクル・リキシャーに乗ってみる。ゆっくりした動きがさわやかだった。もう一度 風の宮殿に行き、屋上のテラスまで登る。
風の宮殿は 1799年サワイ・プラタープ・シンが建てた5階建ての建物。大通りに面した正面は大きいが、不思議なほど奥行きがない。テラスには幾何学的模様が施され、透かし彫りのスクリーンがはめこまれている。女性たちが姿を隠したまま、街を眺める為にされた工夫だが、同時に吹き込む風の温度を下げるクーラーの役目も果たしていた、と言う。テラスの中は信じられないくらい涼しかった。美しい建物。でも、女性が楽しむ為だけにこんな立派なものを建造したとは!!!
風の宮殿の正面
裏側の構造はこうなっている
テラスの内側 テラスの窓から街を見下ろす
歩いて ジャンタル・マンタル に行く。

ジャンタル・マンタルは、1728〜1734年に作られた大規模な天文観測所。ジャイプルの街を築いたジャイ・スイン2世は天文学の造詣が深く、ムガル皇帝の許しを得て、デリーやバナーラス等、5箇所に天文観測所をつくったが、なかでもここが一番大きく、観測儀の数も多いそうだ。
それぞれの装置の機能は異なり、1901年に修復されて、今も驚くほど正確に作動しているらしい。占星術のための星座観測器もあった。

しかし、天文学の素養がないので、 もう ちんぷんかんぷん。まるで現代彫刻の群れみたい、摩訶不思議な立体、と言いながら楽しんだ。
ジャンタル・マンタルの全景
この計器の上まで登って、景色を楽しんだ
昨日 シティ・パレスのテキスタイル展示館(ムバラク・マハル)を見る暇がなかったので、再び 見に行く。
その後 街をぶらつく。途中、繊維問屋街があって、興味深く歩いた。さすが、誰も声をかけてこない。  ジョーハリ・バザールを歩いて、LMBホテルのレストランにはいった。ホテルのロビーではケーキを売っていて(カラフル!)大変な人ごみだった。マッシュルームとビーンズのカレーとナンで昼食。
サンガネール門を出て、ラーム・ニワーズ庭園に建つ中央博物館へ行く。1876年に建てられた宮殿内に、ラジャスターンの歴史的遺物、工芸品、衣装、楽器等が展示されている。特に素朴な染めの布が魅力的だった。 撮影禁止の展示品を撮っておこられた。
中央博物館の前からリキシャーに乗って、ホテル・ラングーン・パレスへ行く。門から玄関まで長々と歩いて、庭と建物の美しさに感嘆する。ここは別世界です。
ロビーの外側、庭に面して席がつくられていた。さっそく座り込んで、ビールで乾杯!
竹本さんのうれしそうなことといったら!!  夕日に映える庭で気分良く くつろいだ。
ジョーハリ・バザール 繊維問屋街
ホテル・ラングーン・パレス
中央博物館 ホテルのレストランでフライドチキンの夕食
つづく