11月12日(日) トレッキング4日目  チョムロン(2170m)〜バンブー(2310m)〜ドバン(2600m)〜ヒマラヤホテル(2920m) 
5:00起床。 今日もアンナプルナの日の出が美しい。
チョムロンから見るマチャプチャレはきれいな魚の尻尾のかたちをしている。
朝食はチベッタンブレッド・フライドエッグ・ミルクティ。
今日は行程が長いので、7:00 出発。
一気に村道を下って、チョムロン川を渡る。標高1850m。
また一気に階段を登る。村の中でにぎやかな歌声が聞こえる。法事だそうだ。ここら一帯はグルン族の村で、チベッタン仏教だという。
それにしても、お経というよりは盆踊りの歌みたい。
農家の庭先で、里芋の茎を開いて干している主婦がいた。女の人はよく働く。また、ツリートマトという果物が印象的だった。木になるトマトの外観で、漬物にして食べるらしい。
チョムロンの日の出
村の中の道 朝日に輝くアンナプルナ 棚田の中に農家が点在するチョムロンの村
ここのマップはとても美しかった
シヌワのロッジ
シヌワ(Sinuwa)でお茶休憩 9:30 標高2360m。  リンゴを売っていたので食べる。素朴でしっかりした味に満足。
村と棚田の眺めはここまでで、この先は林の中の山道になる。
軽いアップダウンをくりかえして、バンブー(Bamboo)到着 12:00。 昼食。
12人のフランス人パーティが先に食事をしていた。(彼らとは宿泊も一緒になる) フライドライス・ミルクティを食べて、売店でチョコレートパンを買った。
山道を歩く。角を曲がるとマチャプチャレがきれいに見えた。 バンブーのレストラン。右横のパンの看板に注意
大荷物を担いで下山するポーターの行列に出会った。アンナプルナTをアタック中の日本人パーティが2,3日前、第3テント付近で雪崩にまきこまれて、ガイドが亡くなったそうだ。パーティはヘリコプターで下山、荷物を撤収しているのだという。いたましい事だ。
14:00 ドバン(Dovan)着。標高2600m。埼玉で働いてた事がある、という肝っ玉かあさんのロッジで休憩。コーラを飲む。
ドバンにて。大分お疲れの様子
美人。イヤリングとネックレスがおしゃれ テント撤収作業のポーターたち
高度が上がって木々が色ずき、俄然秋らしくなってきた。 ビッカラムさんのお迎え
ガスが垂れ込めて、寒くなってきた。妙に苔とシダの多い林を登っていると、ビッカラムさんが素手で立っていた。何と、ロッジに荷物を置いて迎えに来てくれたそうで、3人の荷物を持ってくれた。いいかげん疲れていたのでうれしかった。空身で歩く。
ヒマラヤホテル(HimalayaHotel)到着 14:00。 標高2920m。寒い。
ここはホテルが2軒しかなくて、昼に逢ったフランス人団体と一緒になった事もあり、満室だという。私と竹本さんは庭のテントに泊まることにする。稔は食堂の荷物置き場にあるベット。
ひさしぶりのテントは居心地がよくて楽しかった。下にマットレスが敷いてある豪華さだが、夜中 底冷えがして、何回もトイレにいった。星がきれいだった。
ヒマラヤホテル到着 テントは楽しい
夕食はネパールの定食 ダル・ライス・ベジタブル。 食卓の下でカロチンガスを焚いているので、食堂内はぽっかぽっか。フランス人が占領しているので早々にテントへ引き上げる。食堂内は夜遅くまでガイド・ポーターさんたちの酒盛りが続いて、稔は眠れなかったそうだ。
11月13日(月) トレッキング5日目   ヒマラヤホテル(2920m)〜デオラリ(3200m)〜マチャプチャレ・ベースキャンプ(3650m)
6:00起床。 7:00朝食 チベッタンブレッド・ベジスープ・フライエッグ・ミルクティ  8:00出発。

岩山を左右に眺めながらモディ川沿いに山道を行く。潅木の背丈が低くなってきた。
1時間ほどで、大岩のあるヒンク(Hinku)到着。かってはロッジがあったそうだ。標高3170m。モディ川上流にデオラリのロッジが見える。

林から抜けて、川原を歩くようになる。霜で草が真っ白だ。
デオラリ(Deorali)到着 10:00。 標高3200m。お茶を飲んで休憩。大体、ティタイムは30分から1時間、ゆっくり休憩する。
道の果てにデオラリの小屋の屋根が見える ヒンク
モディ川沿いの険しい石段道
デオラリのヒュッテ
デオラリからは潅木もなくなり、険しい石段の登りをいくつも越えていく。
地理的には、マチャプチャレを右手に過ごして、モディ川上流の谷
に深く入り込んでいくわけだ。
川原が広くなり、視界が開けてきて、M.B.Cのロッジが見えてきた。
急にガスが濃くなってきた。山が見えないと枯れ草ばかりの谷間は荒涼とした景色だ。
マチャプチャレB.C到着 13:30。 標高3650m。 5軒のロッジがある。
デオラリを過ぎて、西から見るマチャプチャレの山容 モディ川上流の谷は涸沢を思わせる 小屋が見えてきた。手前の石積みは夏の羊小屋
寒い。ズボン下にレッグウオーマーをはく。上はTシャツ・チョッキ・ウールニット・ブラウス。 14:00 昼食 フライドライス・ベジスープ・ミルクティ。
16:00頃、トタン屋根の音は何だろうと思ってたら、おおきなあられが降っていた。しばらくして雨になる。その後雪になり、夜遅くまで降りしきる。
17:00 食堂に火が入る。電気はなくて、ランプの灯。夕食まで他のガイド・ポーターさんと食堂にへばりついていた。
夕食はベジスープとモモ。稔はわかめごはん。この寒さの中、散歩に出かけたスウェーデン人が帰ってきて、馬鹿みたいに大量のご飯をたべていた。
雪の中、3人のポーターがA.B.Cに向けて登ってくる。
荷揚げポーターで毎日チョムロンから30-40kgの荷を担いで往復しているそうだ。なんと60歳くらいまで働くという・・・
チョムロンで一緒になった神奈川のパーティは、昨日バンブーに泊まり、今日はM.B.Cのはず。雨に降られなかっただろうか・・・
M.B.Cのロッジ
食堂で皆カロチンガスのストーブから離れられない
バクタさんが氷枕にお湯を入れた湯たんぽをつくってくれた。日本の高齢者のみのサービスだという。ありがたかった!
夜は冷え込んだが、お腹にホカロンをつけて、シュラフの中で断熱シートにくるまり、湯たんぽを足元において、暖かく眠れた。
夜中 トイレに行くと空は晴れ上がり、いままで見たこともないほど沢山の星が輝いていた。
11月14日(火) トレッキング6日目   M.B.C(3650m)〜アンナプルナ・ベース・キャンプ(4130m)
6:00起床。外はいきなり雪景色だった。
雲ひとつない上天気。
アンナプルナサウスが朝日に輝き、谷側にマチャプチャレが凛と聳えている。
今日の寒さは特別らしい。
水道が凍って、水が出ない。
湯たんぽのお湯で顔を洗った。
朝食はトースト・フライドエッグ・ミルクティ。
トーストはパサパサでいまいち。
朝日に輝くアンナプルナサウスとT マチャプチャレはまだ影の中
8:00出発。谷に沿って雪の残る平坦な道をゆっくり登る。登るにつれて展望が開けてきて、気分最高。道はカチカチ、草も川の水も凍っている。日なたに出るまでは本当に寒かった。マチャプチャレからアンアプルナVに日が昇り始めた。
ヒムチュリ アンナプルナサウス
寒かった M.B.Cのロッジがはるか下方に 光の中に入っていく  
遊びながら1時間も登ると、大草原に出た。正面にアンナプルナサウスが大きく聳えている。広大な山群に囲まれて感激のしっぱなし。写真を撮りまくった。
10:30 アンナプルナB.C到着。標高4130m。4軒のロッジがある。
チョムロンでした洗濯物がまだ乾いてなかったので、まずは日なたに干して、後はすべてほったらかし。白く輝く山々にみとれる。美しい。 来た甲斐があった。
ロッジの北側は大きく落ち込んで、大氷河が東西に走っている。下にいくつか池が見える。氷河がそのまませり上がってアンナプルナT(8091m)とアンナプルナサウス(7219m)に至る様は荘厳で、見飽きることがなかった。後ろはマチャプチャレ(6993m)がガンガルバチュリ(6248m),アンナプルナV(7555m)と連なって、かっこいい。WとUは後ろに隠れて、見えない。
アンナプルナサウス(7219m) アンナプルナT(8091m)
アンナプルナV(7555m) ガンダルバチュリ(6248m) マチャプチャレ(6993m)
今日は積雪のため、ビューポイントへは登攀禁止だった。昼食までの時間、氷河のふちを散歩する。
ロシア人が建てたという石碑にタルチョ(チベット仏教の祈りの旗)がはためいて、格好のシャッターポイントになっている。
左右を眺めながら岩の先端まで行って、平原に降りた。夏の雨期には池になるという地面に雪模様が美しかった。
氷河の崖っぷち。タルチョが美しい
13:30 昼食。ヌードルスープとホットミルク。暖かい食事がありがたい。
シュラフにもぐりこんで休憩した後、ダウンのヤッケを着込んで、夕日に映える山を楽しんだ。
17:00過ぎ、アンナプルナサウスとTは夕暮れに沈み、マチャプチャレは夕日に赤く輝く。 荘厳な夕焼けの光景だった。
夕食はミックスフライドライス・ベジスープ・ミルクティ
昨夜も一緒だった4人のスエーデン人、美しいパキスタンのアベック、6人のガイド・ポーターと同席。ゆれるランプの下で、暖房の効いた食卓を囲んでいると、人類みな兄弟 的な親しみを感じる。
夜、湯たんぽのおかげで暖かく眠れた。高度のせいか、3回もトイレに起きたが、そのたびに、星空を眺めた。それはそれは美しく、恐ろしいほど壮大な星群だった。
つづく