3月25日(火)六日目 ラマホテル(2340m)8:00 → ツロ・シャンブル(2210m) 17:20
6:00起床 7:00朝食 フライドポテト、チャパティ。おばさんがストーブの上で上手にチャパティを焼いてくれる
稔 ホットウオーターのみ。 これだけ高度が下がっても良くならないということは、高度障害ではない、疲労のせいだろう。心配ない。
とにかくツロ・シャンブルまで行こう、ということになる。
8:00出発。 バンブーまでは岩だらけの下り道。稔 途中でまた吐く 益々調子が悪い。
途中 荷揚げのポーターの大行列と出会った。16人の日本人がカトマンズからランタンまでヘリで来て、キャンジンリーに行き、キャンジンゴンパからヘリで帰る という。少したってヘリコプターが何往復もしていた。
12:00 バンブー着。ランチ休憩の人々で大変な混みようで、ヌードルスープを頼んでから来るまで1時間もかかった。稔 2階の部屋で横になる。出発までぐっすり眠っていた。
天気良く、見晴らしのいい川沿いでのんびりする。風が冷たく、ダウンを着込む。
ラマホテルのロッジ ポーターの大行列 女の子やコックもいる
バンブーからツロ・シャンブルの分岐まではなだらかな下り道。ここから峠までは一気に登る。
15:00 峠の茶屋で休憩。コーラを飲んだ。
若い奥さんが居挫りばたで帯を織っている。おみやげに2本買う。稔は靴下を買う。
深い谷の対岸に畑が広がり、頂上付近にツロ・シャブルが見える。
バンブーでランチ休憩 バンブーのロッジの売店
峠から谷川まで下って吊橋を渡り、登り返す。稔 益々歩くのが辛そうだ。
ツロ・シャンブルの村は山の斜面一帯に畑をつくり、頂上付近に家々が密集している。畑では主に麦と米、とうもろこしを作っているそうだ。
村に入ると細い石畳の道の両側に農家がたちならび、にわとりが歩きまわる石の庭で子供たちが遊んでいる。
17:20 ツロ・シャンブル到着。
峠の茶屋 居挫りばたで帯を織ってる ツロ・シャンブルへ行く吊り橋 つらい登り
見上げると道に沿って農家が並んでいる ツロ・シャンブルの村 農家の庭先 背負いかごを作ってる
今日はトイレ・シャワー付き最高級の部屋。二方向に開けた窓からランタンリルンが美しく見える。電灯もつく。
ホットシャワーをあびて(4日ぶり)洗濯をして、気分爽快。 稔 ひたすら眠る。 
バクタさんと相談して、私はトレッキングを続けるが、稔はカトマンズまで帰ることにする。夕食はポテトカレー。
3月26日(水)七日目 ツロ・シャンブルで一日休憩
7:30 ポテトスープ、チャパティ、フライドエッグの朝食。 稔 絶食状態。
カトマンズまでのポーターガイドを紹介してもらう。 8:30 ミンマルさんという青年が来て、皆で条件を話し合う。4300Rsで決着。明朝迎えに来てくれることになった。ほっと安心して休息タイムに入る。その後、稔 インスタント粥を食べて元気になる。
玄関先でひなたぼっこをしながら、子供たちが遊ぶのを眺め、隣の売店で靴下を買う。カメラの充電もしてもらう。
ホテルの部屋 谷のむこうにランタンリルンがそびえる 山腹の畑 青いところは小麦
野次馬もふくめてポータガイド料の相談 朝はホテルの庭で生活光景が広がる おばあさんが羊毛の糸を紡いでた
夕方 次々とトレッカーが到着する。隣のホテルに4人組の日本人が来た。14人のドイツ人とビッカラムさんが同じホテルに到着。
ホテルの屋上ではポーターさん達が集まってトランプ博打に余念がない。
夕食はザンゲさんがにわとりをしめて、チキンカレーをつくってくれた。とてもおいしかった。
今夜の食堂は20人近いドイツ人で満席状態。早々に部屋に帰る。 一日寝てたのにまだまだ眠れる。
3月27日(木)八日目 ツロ・シャンブル(2210m) 7:30 → チャランパティ(3580m) 14:40
5:30起床 6:30朝食 チャパティとフライドエッグに醤油をつけて食べる。稔 インスタント・ライスと味噌汁。残ったごはんを猫にあげたらおいしそうに全部食べた。
7:30 2人で同時に出発。
午前中はずっと急な登り続き。
3人の子供を連れた若夫婦が登ってきた。今日中にゴサインクンダまで行くのだそうだ! 楽しそうに追い越していった。
左からザンゲ ビッカラム ミノル バクタ さん 元気いっぱいで出発
1時間ほど登った峠にゴンパが建っていた。ランタンリルンが真正面に美しい。下にシャンブルベンジからソンダンまで伸びたバス道がみえる。多分チベットまで伸びるだろう、という。5年後にはネパールも相当変わってるかもしれない。
楽しそうな子供連れの夫婦 峠のゴンパ 白いしゃくなげ
峠から見たランタン山系
9:00 Dursagang(2720m)でお茶休憩。ひばりに似た小鳥の声がのどかだ。ゴサインクンダ方面の山々が輝いている。
道はまだまだ登り一辺倒。キャンジンゴンパから帰る日本人のヘリがしきりに飛んでいた。
10:30 ダンダ(3210m)到着 ここからはなだらかな林の中の道になる。真っ赤に咲くしゃくなげの林があって、それはそれは美しかった。
11:45 チャンダパリ(3210m)到着。風が強い。軒下につるした風鈴がしきりに鳴っている。ヌードルスープで昼食。
まわりの山は山火事で焼けたそうで、こげた木の根っこだけが一面に残っている。ラマホテルから一緒のおじさんとまたいっしょになった。
ダンダへの道 真っ赤なしゃくなげの林 チャンダパリ(3250m)
時間が早かったので、チャランパティまで行くことにする。
気持ち良い峠道で、ゴサインクンダ方面の斜面がきれい。
いったん林の中を回り込んで、14:40 チャランパティ(3580m)到着。 お茶休憩の人々でにぎわっている。昨日同宿のドイツ人4人組もいたが、泊まったのは私達だけ。
広場で男の子が裸になって散髪していた。おかしかった。
チャンダパリの峠道からゴサインクンダ方面を望む
チャランパティはまさに峠の茶屋といった趣のところだった。小さい女の子のいる夫婦と弟と4人で暮らしている。食堂に無線デンワがあって、夕方奥さんが一生懸命電話をしていたが、繋がるまでが一苦労。それでもありがたい存在だろうと思う。TVもあって、何故かインドの放送が2チャンネルはいるらしい
暗くなって玉子売りのおじさんが来て泊った。
森林限界にある峠だけあって夜は寒い。セーターを着込んでレスキューシートを敷いて湯たんぽと掛け布団で寝る。毎晩7時半には寝る習慣がついた。
チャランパティの茶屋 茶屋の人たち
3月28日(金)九日目 チャランパティ(3580m) 7:30 → ゴサインクンダ(4380m) 12:00
5:30起床 6:30朝食 7:30出発
朝の尾根道は気持ちいい。 ランタンリルンがきれいに見える。昨日の玉子売りが玉子を売りきって帰ってくるのと出会った。
9:00 ラウレビナ(3900m)でお茶休憩。ランタンリルンが益々美しい。天気のいい日にはガネッシュ、マナスルからアンナプルナまで見えるそうだが、今日はガスの中だ。
峠の茶屋とランタンリルンの遠景 ラウレビナ(3900m)からのランタンリルン 左はランタンU
10:00 パス到着。立派な仏塔が建っている。ランタンの景観ともここでお別れ。明日行くラウレビナヤク・パス方面の山容がすさまじい。
峠道にそって放牧用の小屋跡がある。ロッジへと薪を背負っている人と出会った。
パスからはヘランブー方面へ回り込んでなだらかな道を行く。しかし4000mを超えると平地でもしんどい。
朝から洟水がとまらまい。洟をかみすぎて、鼻の下が痛くて、リップクリームを塗りまくる。
パスへの道 パスに建つ仏塔
11:00 第一の湖 と出会う。真っ青な色をしている。山腹に険しい道が見える。祭りの時に村人が使うのだそうだ。
第二の湖は凍っていた。  ゴサインクンダには煩悩の数ほど(108)湖があるという。が、トレッキング中に出会うのは三つだけ。
第一の湖 第二の湖
凍りつくゴサインクンダ湖 
12:00 ゴサインクンダ(4380m)到着。 二つの湖を分ける小高い台地のうえに4軒のロッジが建っている。
ゴサインクンダ湖は凍りつき、周りは雪だらけ。この湖にはヴィシュヌ神が眠っているといわれ、ゴサインクンダはヒンズーの大切な聖地である。湖の傍に立派な祠があり、リンガとヨニが祀ってある。8月の大祭には全国から巡礼に来るという。
毛糸の帽子、手袋、ダウンジャケットを着込んでヌードルスープのランチを食べる。2,3日前からひげのおじさんとずっと一緒になる。
湖に面した眺めのよい部屋だが、風が吹き込んで寒い。湖のまわりを1時間ほど散歩した。
岩と雪と氷のみ、無音の神秘的世界。
16:30 食堂のストーブにはりつく。
ポーターさん達は昼過ぎから食堂でトランプ博打。バクタさんは渋い顔。
ゴサインクンダ湖のほとりでランチ 対岸からロッジを眺める
夕方 雷が鳴る。あられまじりの雪が降り、春の嵐となる。稲妻とともに停電。中国産卓上懐中電灯が珍しかった。
今日はひげのおじさんと私と客は二組だけ。宿のおばさんがのべつまくなしにしゃべっている。
夕食に玉子ごはんとベジスープを食べた。生卵をご飯の上にかけたら、皆目をまるくしていた。
雪の中を外のトイレに行くのはつらいものがあった。
つづく
夕日の風景 食堂のストーブを囲んで